椿　　　　　

きのう、今日と今年一番の寒さだそうで震えあがっています、でも私にとってはありがたい。

と言いますのは花を摘むのが目立たないからなのです。もちろん人様のお家のものを勝手に摘んだりはしませんが、

田んぼの脇とか線路沿いとか空き地とか…この辺りには主のわからぬ椿の木がいっぱいあるのです。

でもそこで大っぴらに摘むのは少し気が引けるので、人が外に出ない寒い日に出掛けて行って少しばかり頂いてくるのです。

この縦に朱が入った白椿は近くの集会場の脇にあったもの、誰も剪定しないので地面に着くくらいボーボーに伸びていました。

ここの椿はよくぞこんなに花をつけるものだと感心するくらいたくさんの花を毎年咲かせてくれるのです。