水仙 (すいせん)
あれれ・・・見慣れない3匹が何か話してますよ!!
『なぁ〜こんな花知ってるかい?』
『いやぁ〜見たことないよな…』
『でも、いい匂いだなぁ』
実は実は南アフリカへ行ってきたんです。その時お土産に買ってきた『ミーアキャット』たちが
水仙を見たらこんな風に言うんじゃないか…なんて思ったりしてちょっと遊んでみました。
南アフリカは想像をはるかに超えた魅力的なところでした。プレトリアからケープタウンまでの
2泊3日のブルートレインの旅、1日走っても全く変わらない車窓の風景なのにどうしてか全く
飽きなくて、丸い地平線を眺め続けました。ブルートレインの中では時間はないみたい。
出発も到着も列車の気の向くまま、何もない平原の真ん中で突然停車して何時間も動かなかったり、
横揺れするほど猛スピードで走ったり、水が出なくなったり電気がつかなくなることもしばしば、
でも誰もイライラしない。1分でも長く列車でいられることを楽しんでる!!
それにお料理やワインの美味しさと言ったらこれがまたすごい。コンパートメントへ数時間おきに
『何か御用はありませんか』とやってくるバトラーに古いイギリス映画の中にいるような気分になりました。
ケープタウンで案内してくれた日本人ガイドの話がとても分かり易く、特に面白かったのを一つご紹介しますね。
『南アフリカの歴史の中で、南アフリカへ初めて移住したヨーロッパ人はオランダ人でその後イギリス人がやってくるのですが、
その後ナポレオンによってフランスが台頭しオランダという国は一時期消滅したのです。でもその時代世界中で一か所だけ
オランダ国旗が翻っていた場所があるんだけどそれはどこでしょう…?』というのです。
答えはナント『長崎出島』!!言われてみればなるほどですが、これにはびっくりでした。
大学時代の東西交渉史の授業が思い出されましたが、先生そんな事教えてくれなかったなぁ〜
簡潔で分かり易いガイドさんの説明で、全く知らなかった南アフリカの歴史が何となく頭に入りました。
後ほどにと言っていたアパルトヘイトの話が時間切れで聞けずとても残念でした。
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